独立するなら必ず知っておきたい会社員との保険の違いと知識

独立するフリーランスエンジニアは、フリーランスと会社員の保険の違いについて必ず知っておかないといけません。

株式会社などの会社法により設立された法人は社会保険の対象で、そこで働く従業員は必ず社会保険に加入することとなります。会社は従業員の給料から社会保険料を天引きし、日本年金機構に納付するので、従業員が自ら納付を行う必要はありません。

仮に、会社側が何らかの理由で納付を怠っていたとしても、従業員が社会保険の恩恵を受けられないということはありません。このように、会社員として働いていれば必ず社会保険に加入することとなるのですが、フリーランスの場合は事情が大きく異なります。

フリーランスのように会社に所属していない人は、生活保護を受けている人や75歳以上の高齢者などの例外を除き、国民健康保険に加入しないといけません。日本国民は何かしらの健康保険に加入することが義務となっており、国民健康保険に加入しない場合は病院で医療費を全額負担する必要があります。
また、病気や怪我で病院を訪れる機会がないとしても、国民健康保険に加入していない場合は罰金を課せられる可能性があるので、事実上国民健康保険への加入は必須だと考えてください。

社会保険への加入の手続きは会社側が行いますが、退職後の国民健康保険への切り替えは自動的には行われないので、自ら国民健康保険への切り替えを行う必要があります。退職したら、健康保険資格喪失証明書などの書類を持参し、役所の保険業務の窓口で手続きを進めてください。